社会人にもなると、学生時代と違い、困ることや大変なことが多くなる傾向になるようです。例えば、時間の余裕です。学生時代は割と自由な時間がそれなりにあった、という人であっても、社会人になって働くようになると、自由にできる時間がまったく取れない、仕事ばかりで疲れてしまう、というような話もよく聞きます。社会人になって、なけなしの時間を捻って、どういう活動をするのか、という問いは、自身の今後のライフスタイルを決める大きな問いであるとも言えます。私は社会人になってから、社会人サークルを作って、そこで活動しています。会社でやっているものではなくて、ネット上や即売会を主な活動舞台とした個人的なサークルです。活動内容にしても、小説を書いて発表するときや、ゲームを作って発表するときなど、色々な活動をしています。

しかし個人運営と言っても、自分が持ち合わせていないスキルが必要なときや、同人即売会出店で人数が必要なときは、メンバーを集めます。一回ごとの活動で内容が変わるので、メンバーの流動がそれなりに激しい社会人サークルという感じでしょうか。社会人サークルを行う上でのコツは、活動できる頻度である時間を、どれだけ捻り出すことができるのか、ということに懸かっていると言っても過言ではありません。社会人になると何せ、時間が全然ないわけで、忙しい、忙しい、と口癖のように言い訳しているばかりだと、何もせずに一日が一週間が一ヶ月が、終わっていきます。しかし、そんな多忙な毎日を送る中、一輪の花が咲くオアシスのような創作活動の時間があれば、人生にゆとりが出てくるのではないでしょうか。私自身、多忙な毎日で、時間を創作行為に費やすことで、意外と心に余裕が持てるようになりました。しかし、社会人は多忙なことに変わりはありませんので、一定の活動頻度の時間を捻り出すのは至難の業です。そんな中、朝の通勤電車の中で、道を歩いているときに、あるいは何かの待ち時間で、空いているスキマ時間は必ず訪れます。そして時間にスキマが出来たとき、そこですかさず、時間をつかまえます。

短時間でも、細切れでもいいので、確保した時間を使って、お話を構想したり、文章を考えたり、今後の活動内容を思いついたり、と何かしら脳内で活動をするのです。もちろん周囲の人間に迷惑をかけてはなりませんから、脳内で創作が激しく回転しているときも、外観は普通でいます。実はこういう手段をもって、活動する頻度を頻繁にしていくことができます。と、このようにイベントやネットで提出する創作物を作るための時間をなんとかして捻り出せば、作品展示のゴールはもはや目と鼻の先です。こういうふうにして、社会人サークルの運営は、自主的に瞬発的に時間のスキを突いて活動頻度を増やしていくのがコツなんです。